現在、僕は「子供と一緒に楽しく過ごす」をテーマに過ごしています。おそらく、子を持つ親であれば多くの人が僕と同じように多くの時間を子供と楽しく過ごしたいと思っていることでしょう。
ところが、実際に子供と一緒に楽しく過ごしたいと思っていても、振り返ってみるとそうはなっていない、ということが多いのではないでしょうか(僕自身がそうです)。このテーマはとても魅力的である一方、簡単には達成できないチャレンジングなものだと思っています。
チャレンジングなテーマに取り組むためには、なぜそれがチャレンジングなのか、クリアすべきことを具体化する必要があります。そこでこのブログの最初の記事として、ここでは、現在の僕のテーマであり、多くの人が望んでいるであろう「子供と一緒に楽しく過ごす」ためにクリアすべき2つの軸から浮かび上がる4つの課題を具体化しようと思います。
この記事を通して、「子供と一緒に楽しく過ごす時間を増やすために何を解決すればいいか」を明確にします。
「いつ」子供と一緒に過ごすか?
子供と一緒に過ごすためには、まずそのための時間を捻出する必要があります。しかし、人として生きていくためには、あるいは親として子供を育てるためには、家事をしたり仕事をしたり多くの時間を使う必要があります。また、子供自身も学校に行ったり、友達と遊んだり、親と離れて過ごす時間が多くあります。
そこでまず考えなければいけないことは、「いつ」子供と一緒に過ごすか、ということになります。
この「いつ」を作り出すためにクリアしなければならない課題は、次の2つです。
- 子供の時間に合わせて親の時間を捻出する
- 子供と過ごす時間以外で収入を得る/家事をする
これらについてもう少し掘り下げてみてみましょう。
子供の時間に合わせて親の時間を捻出する
子供と一緒に過ごすためには、子供の空き時間と自分の空き時間を合わせる必要があります。この時大事なことは、「子供が大人の時間に合わせるには限界がある」ということです。
子供が抱えている時間的な制限は、主にその未成熟さに起因します。子供はまだ心身ともに成熟していないため、成長のために大人よりも多くの睡眠時間を必要とし、また社会によって規定された時間に教育を受けざるを得ません。
例えば僕の娘は現在小学生ですが、一般的に9-11時間は睡眠を取るのが望ましいとされています。一方で小学校は朝8時30分ごろから始まり、それに合わせて集団登校のため、朝7時30分ごろには娘は自宅を出る必要があります。出発までに朝の支度をすることを考えると、6時30分ごろに起床することになるため、仮に10時間の睡眠を確保しようと思うと20時30分には就寝する必要があります。
小学校は8時30分ごろから始まり、普段の帰宅は15時ごろです。その後、友達と遊んだり、習い事もあるでしょう。これらの時間は社会に規定されていて、なかなか自由に動かせるものではありません。子供は毎日大忙し、と言えるでしょう。
子供と過ごす時間を確保するためには、このような子供が抱える時間の制約に合わせて、親が自分のスケジュールを組み立てる必要があります。上記の娘の制約を考えると、我が家の場合は自然と捻出すべき時間が、
- 娘の登校前の朝6時30分ー7時30分の間
- 娘が学校から帰宅してから就寝する20時30分までの間
- 休日
に限られることがわかります。
この時間の捻出について、子供と親の「時間のポートフォリオ」をそれぞれ作って、重なりを確認してみるとわかりやすいです。詳しくは以下の投稿を参照してみてください。
子供と過ごす時間以外で収入を得る/家事をする
このように子供の時間に合わせて時間を捻出することを考えた場合、多くの時間を確保しようと思うと、親側がしなければならない仕事や家事は、
- 子供と一緒にできるように工夫する
- 20時30分以降にする
ようにできないか検討する必要があります。
子供がある程度大きくなってくると、家事を一部手伝ってくれたり、一緒にしてくれたりしますが、それにも限度がありますし、幼い頃だとなかなか難しい部分があります(そもそも幼児の時期は、家事がままならないほど子供の世話をしなければらなないことも多いですよね)。ただ、幸い我が家の場合は、娘が小学生になってあまり手がかからなくなってくれた・夜も安定して寝てくれるようになってくれたことで、娘が学校にいる間/夜眠ってから、家事をしたりのんびり過ごしたりできるようになってきたようです(現在我が家の家事を主に担ってくれている妻に感謝です)。
仕事の場合は子供と一緒にすることはそもそも原則不可能ですし、サラリーマンのように会社勤めだと会社の規定に合わせて働く必要があるため、「一旦帰って20時30分に戻ってまたします」などということはなかなかできません(できても辛すぎます)。せいぜいできることは「no残業!定時退社!」でしょう。
ただ、「子供と一緒に楽しく過ごす」を実現する大前提として、「一定以上の収入の確保」、あるいは「資産形成」は非常に重要な意味を持ってきます。「no残業!定時退社!」を貫けたとしても、その結果として収入が低下し、資産が増えない/減ってしまうようでは将来が不安になります。
「子供と一緒に楽しく過ごす時間を増やす」上で、「一方で収入は減らさない・むしろ増やす」ことは避けて通れない課題になります。そのため、「子供と一緒でも/20時30分以降でもできる資産形成術」を得る必要があるのです。
20時30分以降、自宅で仕事をできるようにする、という観点で言えば、以下の3つの仕事のいずれかを手にする必要がありますね。
僕の場合は現在1+2の状態で仕事をしています。またそのほかにも資産形成のために様々な取り組みをしています。
ここで、「自分のスケジュールに合わないから諦めるしかない」とか、「なんとか自分のスケジュールに子供を合わせられないか」と思ってしまいますよね。わかりますが、これは仕方がない。本当に時間を増やしたいという目的を達成したいのであれば諦めるわけにはいきませんし、「何かを変えたいのであれば、(自分の子供とはいえ)他人ではなく自分を変えるしかない」のです。
「どう」子供と一緒に過ごすか
子供と一緒に過ごすと言っても、ただぼーっと一緒にいることが目的ではありません。楽しく過ごす、あるいはためになったと思えるような過ごし方をすることが大事になります。
しかし、休日で子供も自宅にいて、「せっかくだから楽しく遊ぼう」と思うのになんだかダラダラしてしまい、後で反省する、という週末を過ごしていませんか?僕もよくあります。
僕たちは子供と「どう」過ごすかを考える必要があります。このためにクリアすべき課題が次の2つです。
- 一緒にできることを把握する
- 子供の体力についていける自分にする
子供と一緒にできることを把握する
「一緒にできること」と書くととても曖昧ですが、単なる「能力的にできるかどうか」ということではありません。例えば、子供に「一緒に遊ぼう」と誘われて、「よし、一緒に遊ぶか!」と気合十分で挑んだものの、何度やっても飽きずに同じ遊びを続ける子供に対し、さすがに単調で簡単な遊びが続くことに当初の情熱を持ち続けられずにギブアップしてしまうこと、ありませんか?
僕はさすがにひたすら自作のガチャを引いてそこに書かれている6種類程度の指示を繰り返す遊びは、50回くらいしか付き合えませんでした。
当然、逆に大人が楽しめることが子供にとってはつまらない、ということもいくらでもあります。
「いい塩梅に子供も親も一緒にできる」を探すことは結構大事です。
例えば、今、次女(6歳)と僕だと、サッカーボールをただ蹴り合うだけ、という遊びは30-40分は平気で続けられます。砂場で山を作るのもありですね。接待オセロもいける気がします。先日は2枚差で負けることに成功しましたが、いい感じに負ける手筋を考えるのは楽しいです。
一緒にすることは別に遊びじゃなくてもいいですね。勉強でも良いでしょう。最近、長女(10歳)と次女が算数の勉強をしている間、僕は隣で英語の勉強をしています。一緒にやっているとお互い集中してできますし、子供の勉強が捗る上に自分のスキルアップの勉強ができるなんて親としては一石二鳥です!娘たちが悩んだ時に質問してきて、それに関連して話が広がることもあります。
どこかに出かけるにしても、その歳の子供の興味と親の興味がうまくマッチするところを探せたらとてもいいですね。親子ともに楽しめる外出先・旅行先というのはとても貴重です。
子供の体力についていける自分にする
子供と過ごせるせっかくの時間を有効活用できなくするもう一つの課題は、子供の半端ない体力についていけるか、ということです。
せっかくこの休日はいっぱい子供と遊ぼうと思っていたのに、子供の体力についていけず、1時間も十分に遊べなかった、ということ、よくありませんか?僕はよくあります。
まず、そもそも親側の体力が低すぎる時にこのようなことが顕著に現れます。普段から親自身が運動しておき、子供の体力についていけるよう、体力をつけておく必要があります。この時間捻出もとても大事になりますね。
ちなみに、最近、自転車に乗りたい盛りの次女と、僕はジョギング、次女は自転車で近所を走るようになったのですが、次女と一緒に過ごしつつ体力作りもできる、一石二鳥の時間を作れるようになりました。
また、体力がついていても、いざ一緒に遊ぶときに疲れている、眠たい、では本末転倒です。きちんとした睡眠リズムを作っておくなど、コンディションを整えておくことは大切です。
僕の場合は、もともと夜中の2時ごろまで平気で起きていて、朝なんとか出勤するものの、毎日体がだるくて眠たい、という有様でした。ですが、最近は6:30に起床し、7時間睡眠を維持するために、23:30には眠るという習慣が定着しました。このおかげで日々のコンディションはとてもよくなったと感じています。子供と過ごす時間だけでなく、仕事や趣味の時間にも、この効果を感じられています。
子供と一緒に楽しく過ごすため、4つの課題をクリアしよう!
ということで、まとめると、子供と一緒に楽しく過ごすためには、「いつ」「どう」という2つの軸から浮かび上がる4つの課題(①子供の時間に合わせて親の時間を捻出する、②子供と過ごす時間以外で収入を得る/家事をする、③一緒にできることを把握する、④子供の体力についていける自分にする)を解決する必要があります。
これらの課題をどのようにクリアするかは、各家庭のライフスタイル、子供の年齢など、さまざまな要素によって変わってくるでしょう。今回はいくつか僕の生活における具体例を挙げましたが、皆さんも何か実践されていることがあれば、教えてもらえると嬉しいです!
ちなみに、なぜ僕が「子供と一緒に楽しく過ごす時間を増やしたい」と思ったかについては、よければプロフィールページを見ていただければ幸いです。
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