子供が自宅で勉強する時、ついついダラダラしてしまって、予想よりも勉強に長時間かかってしまった、ということありますよね。我が家でも長女が30分程度でできそうな算数の宿題を、やる気なくダラダラと文句を言いながら1時間以上かけてしてしまうことがあります。
自宅での勉強がダラダラしてしまいがちな理由はいくつかありますが、そのうちの一つが「時間設定」の問題。誰しも集中は長く続きません。これが子供で、さらにあまり楽しくない勉強となれば尚更のこと。
そこで、強制的に勉強する時間を区切って、短時間集中して、そのあとちゃんと休んで、としたらいいのでは?ということで、子供の自宅学習にポモドーロタイマーを使うことを提案してみました。そこで今回は、我が家の娘の様子から、子供の自宅学習でもポモドーロタイマーが有効か、どんなポモドーロタイマーを使うといいかを検討してみます。
ポモドーロタイマー、意外といいかも!
自宅学習の落とし穴・時間が決まっていない
そもそも自宅学習で陥りがちな大きな落とし穴の一つに、「終了時間や休憩時間が決まっていない」ということがあります。
学校であれば、「45分授業」がチャイムで設定されていて、その後休み時間を挟んで、次の授業に入ります。ですが、自宅で勉強しているときにはそのような決まりがないのです。
時間的な決まりがないと、ダラダラしてしまうのも仕方がないこと。しかも時間が経てば経つほど集中力は失われていき、どんどんかかる時間も長くなってしまいます。
終了の目標時刻が決まっている、ある程度勉強したらしっかりリフレッシュ時間がある、このことは自宅学習でもとても重要な要素になります。例えば1時間勉強するのであれば、30分ほど勉強したら5分休憩して、そのあとまた30分休憩する、という形でやってみては・・・?
と考えていたら・・・あれ?これ、ポモドーロテクニックじゃん!
ポモドーロテクニック・ポモドーロタイマーとは
ポモドーロテクニックとはなんでしょう?せっかくなので、Googleが公開し、先日日本語にも対応されたBardというAIに回答してもらいました!
ポモドーロテクニックとは、25分間の作業に5分間の休憩を交互に繰り返し行う時間管理術です。 イタリアの起業家、フランチェスコ・シリロによって1980年代に考案されました。
ポモドーロテクニックのやり方は、以下の通りです。
- 25分間、作業に集中する。
- 5分間休憩する。
- 4回ポモドーロを終えたら、20~30分間の長めの休憩をする。
- タスクが完了するまで、1~3を繰り返す。
ポモドーロテクニックは、集中力を維持しながら生産性を上げる効果があります。 なぜなら、25分という短い時間に集中することで、集中力を切らすことなく作業を進めることができるからです。 また、5分間の休憩を挟むことで、リフレッシュして再び作業に集中することができます。
ポモドーロテクニックは、勉強や仕事など、様々な場面で活用することができます。 特に、集中力を必要とする作業や、長時間作業を続ける必要がある作業に効果的です。
ポモドーロテクニックを実践する際の注意点は、以下の通りです。
- 作業に集中できる環境を作る。
- 25分間は作業に集中する。
- 5分間は休憩する。
- 長時間作業を続けると疲れてしまうので、休憩をこまめにとる。
- タスクが完了するまで、1~3を繰り返す。
ポモドーロテクニックは、誰でも簡単に実践できる時間管理術です。 集中力を維持しながら生産性を上げたい方は、ぜひポモドーロテクニックを試してみてください。
Google Bard
ということで、まさに先ほど挙げた子供の自宅学習での落とし穴を解決するテクニックになるわけです!そして、この25分の作業時間と5分の休憩時間のタイマーを設定してくれているツールがポモドーロタイマーになります。
自宅で今すぐ使えるポモドーロタイマー
YouTube動画のポモドーロタイマー
YouTubeには多くのポモドーロタイマー動画がありますね。カフェっぽいBGMやちょっとしたざわめき、環境音など、さまざまなものがあるので、集中しやすい動画を見つけると良さそうです。
ちなみに、我が家の娘たちは「波の音」が気に入っているようです。
僕も自宅以外でポモドーロタイマーを使う時は、YouTube動画を利用しています。
AmazonのEcho showのアレクサスキルのポモドーロタイマー
AmazonのAI・アレクサで使えるスキルに「ポモドーロタイマー」があるので、それを使えばEchoシリーズやスマホ、タブレットでも利用することができます。
我が家ではリビングや子供の勉強部屋に置いてあるEcho Showを使って、声で起動させることができるので便利なのですが、実際に使ってみて個人的にはあまり合わなかったので使わなくなりました。
アレクサの定型アクションでポモドーロタイマーを自作
アレクサスキルのポモドーロタイマーは合わなかったのですが、Echo Showで声ですぐにポモドーロタイマーを使えるようにするというのはとても便利だったので、アレクサの定型アクションで再現できないかなーと思い、実際に作ってみました。以下のエントリーで実際の作り方を紹介しています。
AmazonのPrime Musicで勉強に合いそうな音楽を設定して自作してみました。個人的には結構いいな、と思って利用しているのですが、娘たちには先述のYouTubeの方が良かったようでした。
子供もポモドーロタイマーにノってきた
先日、娘たちに「勉強しよ」と誘ったら、
ポモドーロタイマーする!あれ、いい!
と言われました。長女も同意してくれて、どうやらメリハリをつけて勉強する方がいいな、と娘も実感しているようでした。
さらに、25分の集中時間が終わった時点で計算が途中だったりした場合は、
この計算だけやりきってから休憩する!
とキリのいいところまではしてしまう、という気持ちも出てきているようです。
もちろん、まだ集中時間に集中しきれなくておしゃべるしてしまうことも多いけど、確かに効率は良くなったと思います。
子供がポモドーロテクニックで勉強するときの注意
これは特にYouTube動画なんかだと特に注意が必要ですが、「25分集中して5分休憩」のサイクルをあまりにも長くしすぎないように注意しましょう!
大人の仕事の場合、例えば午前中の勤務時間の3-4時間をポモドーロタイマーで集中して仕事する、といった感じて、まとまった時間集中するのに使うことも多いんじゃないかと思います。実際にYouTubeのポモドーロタイマー動画は、3時間のものも結構あります。
我が家はまだ娘は小学生です。なので、休憩を挟んだとしても、自宅でそんな長時間勉強するのは酷です。「これで集中できるはずだから」と1日に長時間の勉強を強いることにならないよう、親も注意しておく必要がありますね。
皆さんのご家庭でも、もし子供の自宅学習での集中度合いが気になっているようでしたら、試してみてはいかがでしょうか?
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